昨日付で。

「辞める」と決めた朝。

退職届だけを用意するはずが、どうせもう辞めるからと

朝のうちに、制服一式と健康保険証も用意した。

朝の電車で涙が出た。

理由はわからなかったけど。

会社に着いてからは早かった。

課長に辞める旨を伝えると、「部長に相談してみるから」と言われ、

数分後に、部長のいる個室に通された。

私は「なんで」辞めるか。

最初にそう聞かれると思った。

でも、「何がつらくて」そういう決断に至ったのか。

そう聞かれた。

仕事のことや職場環境のこと、上司のことを話した。

ここでも涙が出る。

ハンカチくらい持ってくればよかった。

そして、その話を聞いたうえで

部長に

「何がしたいの？」と聞かれた。

「この会社に入って、仕事のことを知るようになってから、

自分は何がしたいのかわからなくなって。」

間があく。

私の返答次第で、一旦休職し、違う部署への異動をさせるつもりだったのだろう。

でも、次に聞かれた質問は、

「(退職する)決意はかたいですか。」

私はうなずくと。

すぐに、退職手続きが始まった。

部長は、常にやわらかい笑顔で、

最後には「ゆっくり休んでください。」と言葉をかけてくださった。

父親に「けんかして辞めてきたのか？すっきりした？」

と帰ってから聞かれたが、

「けんかして辞めてきたら、すっきりしたかもしれないね。」

とだけ言った。

部長と話していて、正直心が揺らいだ場面もあった。

でも、「環境を変えることはできないだろうな。」

その一言が、私の決断を確固たるものとした。

そのあとは、薬を飲んで、

体が重たくなってきたので、そのまま寝ることにした。

起きたら、朝の8時半。

こんなにも時間を忘れて寝たのはいつぶりだろうかと思った。