日々のあれやこれを好きなように綴っています。

ただひたすらに・・・。

ヤフーブログからきました。

『和菓子のアン』

実は、去年の2月から卒論を書くにあたって文章を読む力をつけるため、月に1冊を目標に本を読み始めた。
もともと読書は好きで、本屋さんで気になった本を買って読んだり、図書館に行って借りて読んだりしてたけど、気が向いたら読むスタイルだったので、読んだ冊数は読書家と言われる人と比べるとかなり少ない。

実際に「月1冊読書」を始めてから、論文を読むスピードがあがった。
それに今年1月までに19冊読んだので、成果も出て目標も達成している。
我ながらすばらしい(笑)
でも、卒論提出が近づくにつれて、読書の目的が現実逃避に変わっていったのだけど。

「月1冊読書」を始めて19冊目に読んだ本が
坂木 司 『和菓子のアン』 光文社

高校卒業した太め女子が、和菓子屋さんでアルバイトを始め、そのアルバイト先で起こる不可解なできごとを解決していくお話。殺人事件の犯人を探すようながっつりなミステリーものではないから、ミステリー小説が苦手な人でも読めると思う。

本の内容とはあまり関係ないのだが・・・。
冒頭で、主人公が、高校卒業後に進学も就職もしなかった理由を語っていて。
その理由が、親に大学のお金を出してもらうのは申し訳ないと思い、アルバイトをしながら自分がやりたいことを探したかったというもので、「18歳なのにちゃんとした考えを持っている子や!」と勝手に感心してしまった。
私は、大学に進むことしか考えてなかったな(-_-;)

本当は知念実希人さんの「天久鷹央シリーズ」が読みたくて、某古本屋を探し歩いてたけど、手ごろな値段では置いてなくて、表紙の和菓子の写真が気になって『和菓子のアン』を購入。
2章目まで読んで、続編があるか確認して図書館で続編の『アンと青春』を借りてしまった。
それくらい読んでいておもしろかった。
そして、甘いものが食べたくなって、チョコレート3粒と某コンビニで期間限定しているフォンダンショコラを食べてしまった。さすがに洋菓子派から和菓子派になることはなかったけど、甘いものが改めて好きになった。